アメリカ滞在10日目。ついに近郊都市へのお出かけだ。ニューヨークからはバスで1時間半ほど南西に行った都市「フィラデルフィア」に日帰りで旅行だ。アメリカ旅行1ヶ月もいるのだから楽しみ尽くそうと行った気合を感じる。ではマイル。
自由のはじまり「フィラデルフィア」
フィラデルフィア、通称フィリーと呼ばれるその都市への移動手段は主に2つ。バスかアムトラックだ。バスの場合は日本の長距離バスとさほど変わらない認識で良いが、アムトラックは聞き馴染みがないだろう。アメリカの遅い新幹線みたいな認識。結構遅れたりすることもあるみたい。
今回はバスを選択した。理由は安いから。サイト、時期、時間帯の条件が違えばあれだろうがこの時往復で6倍ほど値段に差があった。いや、無理。即断の呼吸である。
バス停に着いた。バス会社のマークがこのようにあるので割とわかりやすかったりする。しかし早く着いてしまって寒いので近くのお店に入ることにした。
入ったのは 「DUNKINDOURNUTS」。アメリカでめっちゃみるドーナツチェーン店。そこかしこにあるから探す必要はない。前日の天気の名残か、めちゃめちゃに冷たい風が吹き荒れていたので一番近くで開いていたこのお店に逃げ込んだ次第。
BLTベーグルを購入。朝からパンはきつい。朝ごはんは食べない派なのだがドーナツ屋にきて水だけ買って居座る気にもなれず。甘いドーナツはさらにきつそうと考えた結果である。
バスに揺られること1時間半。
バスを降りると目の前にはガラス張りのようなビル。空を反射するその姿は鏡そのもの。
近くの大きな建物に吸い寄せられる。近すぎで外観が伝わらないが駅のようだ。内装がいちいちシャレオツ。アメリカのその都市の中心となりうる駅はヨーロッパのような外観、内装が多い。どう行った経緯からなのだろうか。
駅とは行ったものの用がある駅は違うようで徒歩2分ほどのこちらの駅についた。
振り返ると先ほどの駅がすぐそばにあるのがわかる。東西に伸びる電車に乗る。向かうは自由の鐘と呼ばれる観光名所だ。
自由はここから始まった
フィリー観光の際に必ず押さえておきたいのが自由の鐘「Libety Bell」だ。アメリカ独立戦争など大事な節目の時に鳴らされてきたのその鐘はまさにアメリカがアメリカ足らしめる自由の始まりの象徴なのである。今でも1年に1度鳴るらしい。
ここから西に歩みを進めていこう
フィラデルフィア市庁舎周辺を散策
フィラデルフィアの観光スポットで調べると必ず出てくるのがここ「フィラデルフィア市庁舎」。やはりここも欧州感が漂う。ただ綺麗ででかいので一見の価値はあるかと思う。
ただ市庁舎だけでなくこんな感じで周りの建物もすごいのですごい感はとても薄まっている。
目の前にはLOVEというモニュメント。これが置かれていることからラブパークと呼ばれているようだ。ちなみに奥にはこれから向かうフィラデルフィア美術館が見える。街の作りこみが感じれる。
途中にあったフランクリン博物館。軽く立ち寄ったわけはこの像を写真に撮りたかったから。
このひとだれ…?となるが実は100ドル札に書かれている人なのだ。ここまでは無料で入ることができるのでオススメ。
フィラデルフィア美術館
思いのほかに長い散歩を終えてフィラデルフィア美術館についた。
とその前に建物右手にロッキーがいる。映画の撮影でこの地が使われたのだろうか。そういえばさっきのお土産やさんにもいたなぁ。
建物の前から振り返るとこんな感じ市庁舎が見える。遠いけど。
フィラデルフィア美術館、前に行ったメトロポリタンほどではないがこちらも所有数でいえばすごい量なのは間違いない美術館である。ここで確実に見ておきたい作品は1つ。
ゴッホの「ひまわり」である。有名すぎる作品ゆえに違う場所にあると思っていた。パリとかにありそうだけどここにあるんだぁって。誰もが知っているのではなかろうかというゴッホの代表作、なんか見れてしまった。
あと推しであるこれ。
カックイイい。
底冷え注意!?東州刑務所
さて美術鑑賞を終えて次に向かうのは東州刑務所である。以前使われていた刑務所をそのまま観光地として使っている。中でオーディオを無料で借りることができる。が英語のみのオーディオだった。うおおおおリスニングじゃあと聞いてみたものの全然聞き取れなかった。
そんなことよりこの施設、監獄なだけあってめちゃめちゃに底冷えする。外よりも寒く感じる。おなか壊さないように腹を抱えて回る。
施設の作りが雪の結晶みたいなかたちになっているらしく、効率的に収容できるそう。この形はのちに一般的に普及していったそうだ。
それを意識してか、信号のところに雪の結晶があった。
フィリー名物!チーズステーキを食べる
時刻は14時を回った。朝に食べるときついといわれているベーグルを食べたのが午前8時頃。お昼を過ぎたこの時間にお腹がまだ満ちているということはあるだろうか。いや、ない(反語)。
フィラデルフィアの名物としてしられている「チーズステーキ」を取り扱っているお店。チーズステーキとは名前の通りのものではなく、パンに牛肉とチーズが挟まったもん。これがうめらしんだ。
注文はチーズステーキを頼むと中になにいれるか、チーズの種類、付け合わせを聞かれる。
とりあえず何となく聞き取れたフライドオニオンとアメリカンチーズをぶちこんどいた。まじでなにいってるかわからん。
でかい。まぎれもないでかさ。30cmくらいあるのではなかろうか。食べきれるか不安になったがこの時の私は腹ペコマシーン。うめうめ言いながら軽く食べ切った。自分自身が恐ろしい。
マーケットでお買い物を楽しもう!
帰りのバスまで時間があるということで市庁舎近くの「リーディング・ターミナル・マーケット」にきた。フードコートといろいろな食材が売っている併合施設である。
中はこんな感じ。
魚も売ってれば
チーズも
加工肉も売ってたり
もちろん野菜も売ってる。
ここのお魚が安くて買って帰りたかったけどバスだし時間かかるので断念。今思えばベーコンとか買えばよかったなぁ。でもポンド単位で売ってるから怖いんよなぁ。次回以降の宿題。
何も買わないのもあれなのでこちらのドリンクスタンドに立ち寄る。ブルーベリー、ブラックベリー、バナナのトリプルBを注文。
うまそうであまそうではあるがそもそもアメリカのフルーツは甘くないものが多いから、自然と甘さ控えめという悲しきかな。うまいけどね、台湾のものを想像して飲まなければうまい。想像しなければね。
テーブルの近くにいた豚。ぶひっ
さらに持ち帰り用としてパン屋によることに。こちらのパン屋はかなり人気なようでかなり並んでいた。
持ち帰った後の写真になるが、クランベリーマフィンとブルーベリーチーズケーキ。持ち帰る際にぺちゃんこになってしまった。結構悲しい。でもおいしい。
腹をそこそこに満たして帰りのバスターミナルにむかう。早めについたからカットフルーツを購入。まあまあなおいしさ。これを食べて帰りのバスに〜。
無事に家に着いた。遠出してめっちゃ疲れたが、かなり楽しい1日だった。明日はアメリカンに染まる日になる予定。